施工不良住宅(不動産鑑定士 河野)
不動産鑑定士の河野です。
先日、大学時代の友人から「2年前に購入した家の様子がおかしいのでちょっと見て欲しい」とメールをもらい、見てきました。
ビックリです。「たった2年で・・・」という部分と、「これは最初からだろ」という部分と、そりゃもう「なんでこんなのを文句も言わず受け取ったんだよ!」と突っ込みどころ満載でした。
ただ、本人達(夫婦)は、「そういうものかと思っていた・・・」と言うばかり。
どうしていいのかわからないというので、今後やるべき内容と手順を詳細に伝え、帰ってきました。
私は建築士でもあり、住宅性能評価員として検査業務も行っているため、住宅の現実をよく知っています。
そのうえで、あえて言わせて頂くならば、「不動産購入に際しては、プロのセカンドオピニオンを受けるべき」だと思います。
建物購入ならば建築士がいいでしょう。土地購入ならば不動産鑑定士がいいでしょう。契約内容については弁護士がいいでしょう。そのほかにも最近では色々な業界が色々なサービスを提供しています。
大切なのは、①自分達だけで何でもできると思わないこと、②無料で何でもすませようとしないこと(有料の意義をよく考えること)、③不動産仲介業者は不動産を売ることが仕事であるということの意味をよく考えること、だと思います。
願わくば、今後、少しでも不動産購入で不幸になる人が減少して欲しい。これは、私の切なる願いです。