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ABL(動産・債権等担保融資)って使えるの?

こんにちは。

司法書士の鈴木健彦です。

 

2年ほど前、売掛金担保などが話題になりましたね。

 

ABL(Asset Based Lending)ともいいますが、

要は不動産に限らず、

さまざまな資産を担保として活用し、

融資を活発化しよう、というものです。

 

では、果たして使えるものなのでしょうか?

 

結論から申しますと、

2年前ならまだ使いみちがありましたが、

いま使うべきではないと思います。

 

資金調達が困難な時期に意外な意見かもしれませんが、

ABLには大きな落とし穴があるからです。

 

まずABLを利用してもよいのは、

どうしても資金繰りの都合がつかないときであって、

いま都合がつけば、

すぐに黒字かつプラスキャッシュフローになる場合だけだと思います。

 

では、黒字の見込みがないとどうなるか?

 

経営改善や自主再建もうまくいかず・・・

その場合の再建方法は、

裁判所を使った民事再生手続きが代表的ですね。

 

ABLを使うと、

これが事実上不可能になってしまうんです。

 

在庫や売掛金が担保に入っている状態で、

民事再生法手続きに入ったらどうなるか?

 

もちろん、ABLの貸手金融機関は保全に入りますよね?

取引先は現金決済を求め、

売掛金回収と在庫の販売ができない中で、

どうやって事業を続けていけばよいのでしょうか?

 

本当に困ったときに、

すべての道を閉ざしてしまう。

 

だから、使いみちが限定的なんですね。

 

でも、やっぱり使いみちはあるのですが・・・

それはまた次回にお伝えします。

 

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司法書士 鈴木健彦
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