児童福祉支援活動
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「子どもたちに寄り添う~児童虐待の現場から~」 :弁護士 馬渕泰至
■きっかけ
弁護士に登録してすぐに興味のあった少年事件に取り組みました。
自分だったら少年の気持ちが理解できるんじゃないかという甘い認識がきっかけでした。
しかし、実際に接する少年たちから、思いも寄らない孤独感、苦悩を聴かされ、ショックを受けると同時に、少年非行は、少年の抱えている孤独感や虐待などの成育歴に大きな要因であると考えるようになりました。
そこで、もっと子どもたちに深く関わっていきたいとの思いから、ライフワークとして児童福祉の活動に取り組むようになりました。
■活動内容
弁護士として、子どもの権利に関する様々な問題に取り組んでいます。
子どもの代理人としての活動の他、児相相談所、子ども家庭支援センターなどの機関に法的なアドバイスをしたり、全国各地で講演をするなど、児童福祉の現場を知ってもらうため、関係機関の連携を促進するため、様々な活動に取り組んでいます。私の活動の一部を紹介します。
▼お芝居「もがれた翼」
お芝居「もがれた翼」は、子どもたちと東京弁護士会の弁護士がつくるお芝居です。子どもたちの抱える現実をできるだけ多くの人に知って欲しい、私達大人に何ができるのかを一緒に考えて欲しいという私たち弁護士の熱い思いを伝えるため、1994年に初公演が行われました。
お芝居では、いじめ、虐待、少年非行など、実際に弁護士が携わったケースをもとに、毎年新しいテーマで脚本を作成し、リアルな内容の上演をしています。
http://www.toben.or.jp/abouttoben/comittees/kodomo/tsubasa.html
▼社会福祉法人カリヨン子どもセンター
「今夜帰る場所がない」という子どもたちのためのシェルター(緊急避難場所)と自立援助ホームを運営する社会福祉法人です。
もがれた翼パート9「こちら、カリヨン子どもセンター」の舞台でシェルターを登場させたことをきっかけに2004年6月に開設されました。シェルターは司法的支援と福祉的ケアをそなえており、東京弁護士会や児童相談所、福祉事務所などの連携機関と協働しながら運営しています。
■メッセージ
虐待を受けたり、孤独感や絶望感の中で苦しんでいる子どもたちはたくさんいます。また、そのような子どもたちのために、信念をもって現場で働いている児童福祉関係者もたくさんいます。
ニュースで児童虐待の問題が取り上げられたとき、評論家的に保護者や関係機関を非難するのではなく、何故このような問題が起こったのか、それを無くすためには何が必要なのか、私達に何ができるのかをみんなで考えていきたいです。
